「ギター弾き語り上達法」で説明の通り、録音して自分の演奏や歌を聴くことは上達の近道です。また、作曲する際にも録音環境が整っていると、スムーズに曲を完成することが出来ます。
では録音するにはどんな機材が必要なのかを僕の音楽録音環境を例に具体的に見ていきます。
今回は、録音機材などがある部屋でさらに普段楽器や歌の練習に使っている「音楽部屋」を紹介しちゃいます♪
僕の音楽部屋
長年かけて完成させた「僕の音楽部屋」をご覧ください。
作曲する場合は座ってギターを弾いたり歌ったりするのですが、ライブの練習をしながら録音する場合は立って歌います。普段は写真の様に座って録音できるように常時セッティングしてあります。
すこしゴチャゴチャしている感は否めませんが、かなり快適に作業ができる空間です。
今回以下のものについて見ていきます。
- ギター
- パソコン&モニター
- マイク&ポップガード
- ピックホルダー
- マイクスタンド
- 譜面台
- 電子ピアノ
- ピアノ台(キーボードスタンド)
- Midiケーブル
- オーディオインターフェイス
- ヘッドフォン
- カホン
- 椅子
ギター
Taylor(テイラー)の110CEシリーズを使っています。
僕のメインギターとして5年ほど活躍してくれています。
このギターを使う理由は、詳しく「初心者が弾きやすいギターを選ぶ」でも述べましたが、簡潔に言うと弾きやすいことと、録音した音が電子音ではなく生音に近いという事です。
一度お試しあれ~。
パソコン&モニター
僕が現在使っているのはデスクトップPCとノートPCの2台です。
画面についてはデスクトップPCをデュアルモニタにしてつなげています。
正直3画面は必要ありませんし、2つもパソコンはいりません。
ただ、デュアルモニタは便利なのでおすすめします。
パソコン
ACERのAspire M3910というパソコンを使っています。
core i5 のメモリ4G、64bitです。
4,5年前に購入したパソコンでかなり使い勝手がよかったのですが、最近うなりを上げています。
そろそろ買い替え時ですかね。
モニター
LGの27インチくらいで僕にはぴったりです。
あまり大きすぎると、逆に見づらくなったり端から端まで見るのが大変です。
マイク&ポップガード
マイク
僕が使っているマイクはダイナミックマイクと言って、ライブ会場などでよく見るやつです。
これは録音にはあまり向いていませんが、僕は気にせず使っています。
将来的には録音専用にコンデンサーマイクを買おうと思っています。コンデンサーマイクの方が単一指向性といって1つの方向からの音をしっかりと録音する事が出来ます。
>>マイクを探す
ポップガード
破裂音の「パ」や「プ」等の「パ行」や「バ行」等を録音した時に空気によって音声が割れないようにするものをポップガードといいます。これをつけるだけで一気にプロっぽさが増します。
僕が使っているものは安めのポップガードですが、高いものもあります。
ピックホルダー
マイクの少し下の棒の部分にピックを挟めて保管することが出来ます。
これをピックホルダーといいます。ちょっとはさめすぎの様にも見えますが(笑)これがあるとピックが無くなることが少なくなりますし、指弾きからのピック弾きにスムーズに移行することが出来ます。
マイクスタンド
マイクスタンドは安いのから高いのまでありますが、家で練習する分にはあまりお金をかけなくてもいいと思います。
値段的にも性能的のも標準的なマイクスタンドですが、マイクスタンド (ソフトケース、マイクホルダー付)がお勧めです。ソフトケースもついているので、もし外でライブを行うときにも持っていくことが出来ますね。
ちなみに僕はマイクスタンドを3本持っています。(無駄)
譜面台
ピンからキリまでありますのでデザインで選ぶのもアリですし、機能的な部分で選ぶのもいいと思います。
機能的な部分とは置いた楽譜を固定する事が出来たり、高さの調節をスムーズにできるか等。
安さ重視ですと1,000円~ありますので、1つは買っておきましょう。
電子ピアノ
大学生の時に購入した電子ピアノです。
最初間違って1万円の立派な台を誤って購入してしまった苦い思い出があります。
買ってから気づいて、電子ピアノ本体を買うためにバイトしまくった覚えがあります。
電子ピアノを音楽部屋に設置する理由は、単純に僕がピアノを弾きたいというのもあるのですが、鍵盤が音楽録音環境にあると「打ち込み」が可能になるという利点があります。
「打ち込み」とは音のデータを入力して、実際に楽器の音を鳴らさなくてもパソコン上で鳴らすことが出来るという音楽編集方法です。
僕が買ったのは4,5万の電子ピアノですが「打ち込み」が目的なら安いキーボードで十分です。
ピアノ台(簡易)
ピアノ台といってもガッチリとしたものから簡単な台までピンキリです。
僕は持ち運びができる簡易なピアノスタンドをお勧めしています。
ペダル
電子ピアノを買うならペダルを忘れないでくださいね。ペダルがないと音を伸ばせないので音が途切れ途切れになって表現したいところがうまくいかなくなってしまいます。
Midiケーブル
パソコン(オーディオインターフェイス)と電子ピアノをつなげるケーブルです。電子ピアノやキーボードを使って録音する方は忘れずに買っておきましょう。
オーディオインターフェイス
「オーディオインターフェースを使う理由」にておすすめオーディオインターフェースを紹介しています。
オーディオインターフェースとは楽器や歌などの音をパソコンに録音するためには絶対必要なものです。
しっかりと性能を比較して自分に合ったものを買うように気を付けましょう。
説明などは飛ばして手っ取り早く録音したい人はこちら⇒「オーディオインターフェースで簡単録音!!」
ヘッドフォン
ヘッドフォン選びは重要です。
録音した音楽はヘッドフォンで聞きますし、重ねて録音する場合は録音した音を頼りに重ねて演奏するからです。また、音質も物によってピンキリです。
注意点ですが、ワイヤレスはラグ(時間差)が発生する場合がありますので必ず有線のヘッドフォンを購入しましょう。
カホン
実はカホンが最初の写真の中に隠れています。
どこでしょーか。(ヒント:マウス)
カホンはあまり本気でやってはいませんが、息抜きに座って叩くことがあります。
椅子
ギター演奏したり、録音したり編集したりで長時間座ることがあるので疲れが溜まらないリラックスできる椅子を選びましょう。
ギターを弾くときはひじ掛けが邪魔になるので、固定のひじ掛けの椅子は避けましょう。(浅く腰かけてギターを弾けば何とかなりますが、絶対に疲れます。)
最後に
いかがでしたでしょうか。
この録音環境で名曲もいくつか生まれています。(自分で言う)
録音環境を整えることによって質の高い録音ができることは勿論の事、ギター弾き語りのモチベーションキープややる気アップにもつながります。
是非、自分だけの空間を作ってみてください。