鳴らしたくない弦はミュートする!
ということでミュートのやり方について解説していきます。ミュートはコードによって使い分ける必要がありますので場合分けしてみました。
コードを押さえる際のミュート
親指ミュート
親指を軽く触れる
Cを例に見ていきましょう。
親指の腹を6弦に軽く触れるように置いておきます。
または薬指の先を少しだけ6弦に触れるように押さえるという方法もありますが、難易が高いので親指でミュートした方が無難です。
親指をかぶせる様に2弦に触れる
Dを例に見ていきましょう。
Cで6弦をミュートする方法でさらに親指を真ん中に持っていき、親指の腹が5弦・6弦に触れるようにします。
形的にきついと思う方もいると思います。最悪5弦は「ラ」でD(レファ#ラ)の要素なので音が鳴っても違和感はありません。なのでミュートするのは6弦だけでも構いません。
人差し指ミュート
指の先っちょで軽く触れる
Bmを例に見ていきましょう。
人差し指でセーハしつつ、その指の先っちょで6弦に触れます。
セーハするのでさえ大変なのに、ミュートもしなくちゃいけないの・・・という気持ちもわかりますが、Bmを弾くときに6弦がなったら違和感を感じてしまいます。
最初のうちは音が鳴ってしまってもかまわないので、やれることはやってみましょう。
指の腹で軽く触れる
C#7を例に見ていきましょう。
1弦のミュートは、人差し指で2弦を押さえた際に軽く1弦に触れるようにします。人差し指の腹が軽く当たります。
また、6弦もミュートしなくてはいけないので親指で軽く触れます。
上も下もで大変ですが、僕はこのコードのミュートは結構好きです。
単音やコードをカッティングする際のミュート
「単音ミュート」「コードカッティングミュート」「右手ミュート」
この3つのミュート技術はのちのち動画で解説したいと思っています。
単音ミュート
例えば人差し指で5弦3フレットを押さえるとします。
その時に人差し指の先で6弦に軽く触れ、腹で4弦に軽く触れます。
3,2,1弦は人差し指の第一関節から根元までの部分でうまく触れてミュートします。
こうすることによってカッティングしても押さえた単音の音しかならなくなります。
コードカッティングミュート
例えばCを押さえた状態からすべての指の力を抜いてみます。ただ1~6弦には軽く触れた状態にします。
この状態がコードミュートの状態です。この状態でストロークしても音がならないでシャカと良い音が鳴ります。
このミュートの仕方は必須テクニックですので必ず身に付けましょう。
右手ミュート
コードカッティングミュートをする際に、左手を浮かせるのだけでは心配な人は、右手の小指側の側面でもミュートします。
軽く触れるように右手をそっと置いた状態でストロークしますが、とても弾きづらいので練習による慣れが必要です。
5弦ルートのコードは6弦のミュートが必要
基本的には5弦ルートのコードの形の場合6弦はミュートします。
5弦ルートなのに、6弦が鳴っていると6弦が主役みたく目立ってしまうからです。
余計な音が鳴らないようにするのがミュートなので、この場合6弦だけを弾かなければいいだけなのでミュートが出来なくても大丈夫です。しかしやろうと思ったらいつでもできる技術は身に付けておきたいところです。
最後に
コードのミュートはあくまでもこだわる人がやればいいと思っています。
初心者のうちに絶対やらなくちゃいけないというものではないので、今は焦らずコードを押さえて鳴らすのに専念してください。