音痴とは
音痴とは音を外して歌う事、またはその人のことを言います。
また、音が外れていなくてもテンポやリズム感がなかった場合も音痴と言う場合があります。
ただ、重症なのは前者の方です。
テンポやリズム感は慣れや特訓で改善することが可能ですが、音程のズレに関しては特訓をしても治らない可能性があるし、直すとしても根気が必要です。
もう諦めている人がいるかもしれませんが、音痴は遺伝ではありません。
今一度自分の音痴度を確かめて、音痴を直す方法にもう一度トライしてみて下さい。
音痴が直すことが歌の上達法にもつながりますし、歌う事が楽しくなりますよ。
音痴が残念な場面
音痴発見率が一番高い場面と言えば、やはりカラオケでしょう。次に多いのは中学校の音楽とかでみんなで一緒に歌う、合唱ですかね。
カラオケおいての一番残念な音痴くんパターンは、歌に自信があって熱唱しているんですが、音程が常に微妙にずれていたり、ところどころ外しているパターンです。
特にそれがイケメンだったりすると、より際立ちます。
聞いているのも苦痛なくらいです。
でもそれが自分にも起こりうることだ思うと他人事ではありません。
「あ、あのひと自分に酔って歌を歌っているけど、音程はずれている。ぷぷっ。」
なんて思われたくないですね。
合唱においては、音痴君を発見すると複雑な気持ちになります。
と言うのも、真面目に歌を歌わない生徒もいる中、一生懸命歌っているのに音が外れちゃっているんですね。空回り、というか裏返りですね。
何とかしてあげたくなりますよね。
実際に悩んでいる人も多いのではないかと思います。
まずは次の音痴の種類の内、自分がとこにあてはまるのかを見ていきましょう。
色々な種類の音痴
出だし音痴パターン
歌の出だしで大きく外してしまうパターンです。
このパターンの人は歌いだしを外すも、そこから何とか立て直して音程通り進むといったように、そこまで重症じゃない場合が多いです。
しかし中には、歌いだしを外して曲の最後まで外しっぱなしと言う人もいますので要注意です。
しかも本人気付いていないパターンもあります。
このタイプの解決策は、前奏で鼻歌で合わせて歌っておくことで、歌いだしで音程を外すことは少なくなります。
あとは、心の中で出そうとしている音(心の中で鳴らしている音)と実際に出す音に相違がないように訓練が必要です。
声をなかなか出せないのであれば、代わりに口笛をだすという作戦もあります。
ずっと音痴パターン(常にフラット又はシャープしている)
ずーっと音程を外しているパターンです。
こういう場合には、一回録音して自分の歌を聞いてみましょう。
一番ベストなのは歌っているときに、周りに流れている伴奏と自分の歌がずれていることに気付ければいいのですが、それができる人はそもそも音痴ではないですね。
という事で録音してみましょう。
録音の仕方については「僕の音楽録音環境」を見てマネをしてみてください。
たまーに外すパターン
大体はあっているのですが、高音に上がる一部だけズレたり、曲の難しい場所で外してしまったりするパターンです。
高音を歌う際にフラットしてしまうのはよくあります。高すぎて声が出ないため、その音よりほんの少し下の音を歌うのですね。
これはうまくごまかす人もいれば、自然と外しちゃっている人もいます。
テクニックとしてわざとフラットさせる場合もあります。
もし音をたまに外しているとわかっている人はそこまで重症ではありません。
普段の歌から音を外さない様に意識してください。
意識するだけで音をはずす回数はどんどん減っていきます。
外しているかの確認をしたい人は今すぐカラオケ行ってスマホで録音してみてください。
まさかこんなところで、というところを音外していたりするんですよね、意外と。
テンポ・リズムがずれるパターン
遅くなったり早くなったりする人や、原曲と同じリズムで歌えないパターンです。
テンポについては、普段からメトロノームを使って歌ったり、曲をしっかり聞いてそれに合わせて歌っていれば治ります。
リズムについても同じで、普段からリズムに乗れるように常にリズムを意識しましょう。
世の中にはリズムが溢れているんですよ、知っていましたか?
音痴と勘違いしているだけのパターン
意外とあるパターンなのですが、実は音痴ではないのに昔友達に笑われたり、一度音を外したことによるトラウマによって、自分は音痴であると思い込んでいるパターンがあります。
こういった場合は、音楽センスがないわけではないので、勇気を出して声を出して歌えばちゃんと歌えるようになるケースがほとんどです。
人に聞いてもらうのが嫌であれば録音して聞いてみることになりますが、最終的には第三者に判断してもらわなくては克服できませんので、恋人や、親や兄弟に自分の歌を聴いてもらいましょう。
「正直に言ってくれ、俺は音痴か?」と思いっきって聞いちゃってもいいと思います。
音痴の治し方
音痴のパターンによっての対策は先ほど少し触れました。
基本的にはまず自分が音痴だという事を認めることが大事になります。
それをクリアできない人は、まず治りません。
音痴を直す方法を簡潔に言うと、「音楽を聴いて歌って録音して、反省して、もう一度歌って」というのをひたすら繰り返す、と言う方法です。
勿論ボイトレも効果はありますが、音楽に慣れ親しむのがやはり本来の解決法なのではないでしょうか。
しかしそんな抽象的な事ではなくもっと具体的な方法を教えてほしい!ということで、ここでは音痴の治し方が書いてある本について紹介したいと思います。
CD付 奇跡のボイストレーニングBOOK
こちらの本には様々なボイトレの仕方や音痴を直す方法をパターン別に紹介しています。
CDもついているので、毎日コツコツ練習すれば音痴は治るはずです。
ジャイアンだって歌がうまくなる!音痴も直る♪奇跡のボイストレーニング
難しい理論ばかり書かず、感覚的な事よりも具体的な練習方法を記してくれていますので、上達が早いです。
こちらもCDがついていて、シンプルな内容でわかりやすいです。
いっその事、音楽教室に通ってしまう
音楽教室などのボイトレに通ってしまえば、音痴が治る可能性は一段と高くなります。
お金がかかりますが、一度試してみる価値はあると思います。
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どうしても音痴が治らない人は
音痴を直すために、色々な策を講じたにも関わらず、全く治らない人がいるでしょう。
その人はやり方が悪いか、又は音痴を完璧に治すともいかずとも少々改善することもできないくらい音楽センスがないのかも知れません。
そうなると、正直厳しいです。
今後も音痴を直す本がたくさん出てくるであろうことから、諦めるのは時期尚早かと思いますが、いっその事音痴を直すのをあきらめて、違う方向から攻めましょう。
歌を歌わずに、楽器に専念する
歌は完全に捨てます。
新しく楽器をやり始めて、極めましょう。
歌なんか必要ないと思えるくらい楽器に打ち込みましょう。
カラオケに行かない
最も人前で歌う機会がある場面というのはカラオケです。
カラオケに行きそうな雰囲気になったらなんとか逃げて、音痴バレの機会を減らしましょう!
例えば、飲み会の後であればカラオケになる可能性が高くなりますよね。
そんな時は思い切って「おかまバーに行こう!」とか「ダーツやらない?ダーツバーいこうよ!」とか言ってカラオケを何とか阻止しましょう。
最悪、帰宅してもいいでしょう。
もしカラオケに行っちゃったとしても、ノドが痛いと言って歌を歌わない作戦でもいいです。
どうしてもカラオケに行きたい場合は、自分と同じ音痴の人や歌にあまり自信のない人と友達になりましょう。
開き直る
音痴でもいいでしょ!と開き直っちゃいます。
楽しく歌うのが一番です。
音楽ができる友達や知り合いを持とう
音楽友達を増やすことによって、自分の歌に対してアドバイスをしてくれる人が増えます。
最初はアドバイスなんて耳が痛いですが、やはり第三者の意見と言うのは大変ためになる事が多いです。
どんどん歌を歌って聞いてもらってアドバイスをもらうようにしましょう。
気付いたらあなたの音痴は治っているかもしれません。