オリジナル曲を作る場合、歌詞を先にするかメロディを先にするか、それとも同時か人によって作り方が違うことを「オリジナル曲の作り方~歌詞の書き方~」で言いました。
ここでは曲(メロディ)を作り方について学んでいきましょう。
曲(メロディ)の作り方
曲を作るといっても、具体的に何をどうすればいいかわからないですよね。
いきなりメロディが浮かんでくる場合もありますが、まずは土台を作ってから曲を作っていく方法を考えていきましょう。
曲の構成を考える
曲というのは、文章でいう「起・承・転・結」のように盛り上がる波が存在します。
代表的な曲の構成(例)を見ていきます。
Aメロ(1番)→Bメロ(1番)→サビ→Aメロ(2番)→Bメロ(2番)→サビ→(間奏)→Cメロ→ラスサビ
サビの前のBメロ(1番)、Bメロ(2番)、Cメロはサビに向かうため、徐々に盛り上がるようなメロディにします。
あくまで例なので、すべてこの通りにする必要はありません。
サビに向かってどんどん盛り下がっていく曲があってもおかしくはありません。
構成を考えた方が、曲作りの組み立てがしやすいというメリットがありますが、曲の構成等のルールに縛られたくないと言う人は、自分の思いのまま突き進みましょう!
コードを決めてからメロディを作る
僕の曲の作り方で一番多い作り方です。メロディを考える前にコードを決めてしまいます。
コードを決める方法
コードを決めていきますが、実は適当に並べることもあります。適当と言っても自分の感覚で耳にしっくりくるコードを続けて弾いていきます。その方法でもちゃんと曲はできます。むしろ正当なやり方であると思います。
しかしここでは適当にコードを並べずに、あるルールに従ってコードを選んでいきます。
そのあるルールとはダイアトニックコードを使うというものです。
「CM7・Dm7・Em7・FM7・G7・Am7・Bm7♭5」のコードを使っていきます。
例えば
Aメロ (C、Em、F、G)×2
Bメロ (Am、Em、F、G、C)(Am、Em、F、G)
サビ (C・Dm7・Em7・FM7・G7)(C・Dm7・Em7・FM7・Fm)
といった具合に並べました。もちろんギターで弾きながら流れが良い様にと自分で考えながら配置しています。
Aメロ・Bメロの部分はダイアトニックコードからM(メジャー)や7(セブンス)を取り除いて使用していますが、サビについてはほぼダイアトニックコードを使用しています。しかも順番もそのままです。
ここまでの作業が終わりましたら、次の作業に移ります。
メロディを後からつける
決めたコードを歌なしで空弾きしてみます。
そこで何となくふんふふーんと合わせて鼻歌を歌います。
「あ、今のフレーズ良かったな」と思ったものを採用していきます。
決定したら忘れない様に録音したり紙に書いたりしてしっかり記録していきます。
後はこの繰り返しで最後まで作ります。
最後まで作ったら(途中でもいいですが)出来た分のメロディを曲を通して聞いてみましょう。
不自然な部分が見つかるかもしれませんし、全体のバランスをとってより良いメロディが思い浮かぶかもしれません。
そういった具合に小まめに修正をして、曲が出来るのです。
歌詞からメロディーや曲のイメージを作る
歌詞が出来ていて、それに合わせて曲を作る場合についてです。
コードからメロディを浮かべるのではなく、歌詞を何度も聞いてそれに合ったメロディを考えていきます。
歌詞さえできていれば、曲の雰囲気をどうするか、テンポをどうするか、など曲のイメージが思いつきやすいです。
ギターを片手に、コードを鳴らしながら歌詞を片言でしゃべりながらメロディを作っていきましょう。
メロディから決める
メロディが先に決まっている場合についてどうすればいいのか説明していきます。
湧き出てくるメロディ
メロディ先行型の人は音楽的センスに満ち溢れていると思っていいでしょう。
このタイプの人の悩みで「歌詞がなかなか出てこない」というのをよく聞きます。
浮かんできたメロディは忘れない様に録音したり、楽譜に起こしたりして大事に残しておきましょう。いつか使うかもしれません。
当てはまるコードを探す
思い浮かんだメロディに伴奏を付けていく作業です。
口ずさむメロディにコードを弾いて合わせていきます。
理論が分かる人は、この地道な作業をせずにもコードが当てはめられるのでしょうけど曲作り初心者は順番に当てはめていく方が無難です。
コードがわかって「これだ!」となったときはかなり嬉しいです。
結局は曲の作り方なんて、自由だ
一応断っておきますが、曲作りにおいて特にこうしなければいけないという決まりはありません。曲作りの方法は自由です。
とはいっても中々始めづらいところがあると思いますので、このサイトがやり方が分からないという人のためのナビに少しでもなってもらえれば嬉しいです。
「歌詞の作り方」をもう一度見てみると違った見方ができて新たな歌詞ができるかもしれませんよ。