曲がが進行して、次のコードを押さえる(現在のコードから次のコードに移行する)事をコードチェンジと言います。
コードチェンジは曲のテンポを保つための重要な要素です。うまく押さえられないと曲の間に変な間が空いてしまって聞いている人は気持ちよくありません。
よりスムーズにコードチェンジできるようにポイントを見ていきましょう。
練習の方法
全く方針の違う2つの方法がありますが、どちらで練習してもゴール地点は一緒です。自分にある方法でコードチェンジの練習をしましょう。
曲のテンポを遅くする
自分のコードチェンジにかかる時間から逆算して、曲全体のテンポをゆっくりにします。しっかりコードチェンジしてつまづかない様にしなくちゃ!という自分自身へのプレッシャーにもなりますし、何より曲が一定のテンポで進むというのは聞いている自分としても良い事で、弾き切った時に達成感も生まれます。
確実に鳴るまで次に進まない
コードチェンジに手間取り、曲が途中で止まってしまっても構わないという方はこちらをお勧めします。急いで押さえてしまって雑なコードチェンジになるくらいであれば、じっくり時間をかけて確実に押さえてきれいに鳴らしたいという事です。
難しいコード
押さえるのに時間がかかるコードとしてはセーハを含むコードでF,Bm,B♭などでしょう。それ以外でも最初だとどのコードも苦労しますよね。
僕はギターを始めたころGがすぐ押さえられなくて、ひとつずつ弦を押さえていっていましたが小指がどうしてもうまくいかず、時間がかかっていました。
そこで練習方法として、苦手なコードが出てくる自分の好きな曲を何度も弾くという事でした。テンポを変えず、弾けなくても突っ走る方法です。
その曲がThe Beatlesの「I Should Have Known Better」です。曲が始まるといきなりDとGを交互にひたすら弾きまくります。当時は曲を流しながら合わせてギターで弾いていましたが、GもDも全然うまく押さえられなかった記憶があります。Aメロが終わってBメロになるとDGラッシュが終わり、コードも簡単なものに変わり、コードチェンジがゆっくりになるのでホッとし、リラックスして弾いていました。
そのうち(その曲を弾く事さえ忘れた頃に)スムーズに弾けていたりすると、自分の成長が目に見えて分かって楽しくなります。
コードチェンジのコツ
コードを速く押さえるコツとして基本は練習あるのみなのですが、コツなるものも存在します。
押さえる場所が変わらない指は押さえ直さない!
例えばC→Am7→D7とコードが進むとします。
この時C→Am7のコードチェンジは人差指と中指は付けたままで、薬指をはずすだけでAm7のコードになります。
C
Am7
Cで押さえた指を全て離してもう一度Am7のコードを押さえても鳴りはしますが効率的ではありません。無駄な時間がかかってしまいます。
また、Am7→D7の部分も同様に人差指は押さえたままで中指と薬指を動かし2フレットの1弦と3弦を押さえます。
Am7
D7
同じ形の場合はスライド!
全く同じ形のコードで押さえるフレットだけが違う場合には「スライド」してコードチェンジします。
Bm7
C#m7
形はそのままで2フレットから4フレットまで移動します。
もちろんセーハもです。
移動するときは力を少し抜いた状態で形をキープします。弦には軽く触れる程度です。
なかなかこういうコード進行にも当たらないかもしれませんが、もし出てきたら練習して習得してみてください!
結局はコードの練習
コツなどを紹介してきましたが、結局は一つ一つのコードをいかに速く正確に押さえる事が出来るかです。
そのためには練習しかありません。練習したら必ず結果に結びつく系のアレです。(コードを押さえる事に関して言えば、練習すればするほどうまくなるのは確実です。誰でも絶対。)
ひたすらコードの練習するのは苦行なので、曲の練習がてら楽しみながらやりましょう!