ストロークのやり方について説明します。
ここでやる事は「ストロークの最も簡単なものから、難しいストロークの一歩手前の基本ストロークまでを弾ける様になる」です。
ではいきましょう。
ダウンストロークとアップストローク
ギターのストロークはダウンとアップの2種類あります。単純です。上から下に下げるときに弾くか、上げるときに弾くかです。
ダウンとアップの組み合わせとタイミングをどうするかによってそれぞれストロークに個性が出てくるという事です。
音符の仕組み
4分音符と8分音符と16音符の関係性を覚えましょう。
4分音符は8分音符2個分です。8分音符2個はまとめて書くことが出来ます。
これをもっと細分化したものが16分音符です。
16分音符単体ではあまり出てきません。16分音符4つがまとまった形はよく出てきますので覚えましょう。
4ビートと8ビート
4ビート
4分の4拍子というリズムがあります。これは4分音符が4つで一つのリズムというものです。
「タン、タン、タン、タン」という単純なリズムです。これを4ビートと言います。
Cコードで練習してみましょう。
Cを押さえて、右手はダウンストローク4回です。「タン、タン、タン、タン」。
8ビート
さらに4分音符が8分音符に分かれると
8分音符が8個ありますのでダウン→アップ→ダウン→アップ・・・を繰り返します。
タンをタカにして、リズムは「タカ、タカ、タカ、タカ」4拍子を忘れずに、弾いてみてください。
これを8ビートといいますが、さらに発展形のリズムとして
音符と音符をつなげる線の事を「タイ」と言います。
タイでつなげられた後ろの方の音符は弾かないという決まりになっています。
今回はタイによって「タカタカタカタカ」が「タカタカーカタカ」と言うリズムに変わっています。
しかし右手はダウンアップ、ダウンアップ、ダウンアップ、ダウンアップというリズムで動き続けましょう。
動きをキープしたままカッコのところだけを弾かないように(空振り)します。こうすることで安定したリズムを保ちやすくなります。
ストローク練習方法(8ビート)
ストロークの種類は無限にありますが、初心者がまずはマスターして曲を弾けばそれなりに形になるストロークの種類をいくつか紹介するので、簡単な順番に練習していきましょう。
※慣れてきたらメトロノームに合わせた練習も行いましょう。
練習1
先ほども出てきました、4拍子ですべてダウンストロークの単調なパターンです。ダウンストローク後のアップストローク空振りを忘れずに行いましょう!
練習2
このストロークパターンは比較的多く出てきます。
8部音符の部分でアップストロークの練習をします。練習1と同じく4分音符のアップストローク空振りをしっかりしましょう。
練習3
練習1と2がクリアできれば簡単にできます。
練習4
基本形の一歩手前の形です。このパターンを完璧にしてから練習5に進みましょう。
練習5
基本形です。このストロークパターンは、一生使います。絶対に習得しましょう。逆に言うとこれさえできれば、ある程度サマになります。格好がつきます。
ポイントはやはり「タイ」の部分です。ダウンストロークの空振りをしっかりして、一瞬の間をあけることです。「カー」ってのばすんです。このタイミングが最初は難しいかもしれませんが、「タンタカーカタカ」って言いながら頑張って練習しましょう。
練習6
強敵です。練習5の形にプラスで「タイ」が2つ追加です。
ポイントは最初はゆっくりリズムを確認しながら練習することです。焦らずゆっくり。
この形を完璧にできるようになれば初心者ストロークを60%攻略です。
残りの40%は16ビートのストロークです。
最後に
ストロークうまくなりましたか?
あなたが今練習している曲をここで習得したストロークで弾いてみてください。曲の雰囲気が変わるはずです。
あなたのギター演奏は以前とは変わってちょっと弾ける風初心者に変わったかと思います。
色々な曲をコピーして、色々なストロークを覚え、だんだんと自分の形ができてきます。
まず最初はひたすら練習です!インプットしたらアウトプット!