天才的なボーカリストであれば何も気にせずにただ歌えばいいのだと思うのですが、普通の人はしっかりと考えて練習してよりよい歌を歌えるように特訓する必要があります。
声を出す際にいくつかポイントがありますので、少し意識しながら声を出してみてください。
姿勢を正す
歌を歌う上で姿勢はかなり重要です。
最終的にはどんな体勢でも歌えるようにならなければいけないのですが。
立った状態での標準的な姿勢について説明すると
足は肩幅に開き、胸を張り、ちょっと上を向く(30°くらい前方上)。
そして肩の力を抜いてリラックスして声を出せるようにしましょう。
腹式呼吸をする
腹式呼吸で歌を歌うという事はかなり重要です。声量にも関わってきますので、正しい声の出し方をするためにボーカル教室に通うのも1つの手段でしょう。ただ、自分でも腹式呼吸の特訓をすることが可能です。
まずは腹式呼吸を実感してください。
地面にあおむけに寝てみてください。口を閉じてリラックスして鼻からゆっくり息を吸ってみましょう。そして、ゆっくり息を吐いてみましょう。
その時自分のおなかを見てみてください。膨らんでますよね、へっこんでますよね。それが腹式呼吸です。横になっているときは自然とできるんですが、人間は立ってしまうと腹式呼吸じゃなくなります。肩で息をする、胸式呼吸という呼吸法になってしまうのです。胸式呼吸で歌を歌うと声量が下がってしまいます。腹式呼吸であると、声量が出やすく、又安定させることができるようになります。
「腹式呼吸のやり方について」と「ボイストレーニングのやり方」でさらに説明していますので併せてみてみてください。
喉を慣らす
喉の準備体操をしましょう。いきなり思い切り歌い始めると喉がすぐ枯れてしまったり高い声が出なかったりします。厳密にいうと喉が枯れるのではなく、声帯が疲弊して声をコントロールできなくなってしまうんです。慣らす方法としては口を閉じたまま声を出してみてください。声帯を意識して自分の出せる低い音から高い音まで滑らかに移動させていきましょう。10分程やったら準備体操は終了です。
頭に響かせるように歌う
これはなかなかできない人が多いのですが、簡単に言うと体の中で音を共鳴させます。ではやり方はどうやるのといわれると感覚的なところが大きいのでなかなか説明しづらいところではありますが、おでこのあたりに向かって歌う感覚です。そうすると体の中で音が反響しあい共鳴してより音が響くこととなります。より相手に歌が伝わるでしょう。
音程は絶対に外さないように
僕の中の理念で昔からある事です。正直、音程が微妙にずれている人の歌を聴くのは苦痛でしかありません。可愛いズレ方していればまだいいんですが。
なので自分が歌うときは絶対に音程を外さないように!と常に意識しています。練習の時も、どんな時も意識するようにしています。音を外すのだけは絶対だめです。ただし、世の中にはわざと外すという高等テクニックも存在していますので、それは除きます。